オンラインカジノは違法?

現在ではオンラインカジノはテレビCM、ラジオ、YouTube、各SMSなどで頻繁に目に止まる様になってきましたが、気になるのがオンラインカジノが「違法」であるか否かだと思います!

「オンラインカジノって違法?」
「安全なオンラインカジノの見分け方が知りたい」
「日本の賭博罪とオンラインカジノの関係性とは?」

オンラインカジノをプレイする際に違法性や賭博罪との関係について気になる方もいらっしゃると思います。
この記事オンラインカジノと法律について解説していきます!

オンラインカジノの違法性について

日本には競艇、競馬、オートレース、宝くじなどの公営ギャンブルから、風営法で管理されているパチンコ(3店方式使用の為ギャンブルにはあたりませんw)などがあり、これらは賭博法により規制されています。
今回はオンラインカジノは日本の賭博法とどのような関係になるか解説していきます!

オンラインカジノのライセンス


オンラインカジノを運営するに当たって必要になるのが『ライセンス』です。
カジノのライセンスとはカジノの営業許可証に該当するものになると言えるでしょう。
ライセンスを取得するにはオンラインカジノを運営する会社が、
所属する国や地域の法律に従って公的機関へ申請後に、審査がパスされると莫大な費用を支払ってカジノライセンスを取得します。
審査の基準は運営会社が反社会勢力などと繋がりがない事や運営側が有利になるような仕組みになっていない事、ゲームの公平さが保たれている事などが挙げられます。また「ライセンス」取得までには申請してから半年から一年位の期間が必要となってきます。

※過去の経験では軽く5,000万以上は支払っていたかも…。
取得した『カジノライセンス』は各オンラインカジノ公式サイトから誰でも確認ができる様に掲示がされており、一般的には公式サイトの一番下に記載されている場合が多くあります。
ライセンスの取得だけでも手間や時間、多額の費用が必要となってきます。

その為、ライセンスが無いオンラインカジノは違法となり信用ができないことに加えてセキュリティや財務力にも問題がある可能性があるためトラブルや問題の原因になりかねません。ライセンスを取得していないカジノの殆どが違法なカジノの場合があり、その場合はカジノ運営会社から様々な嫌がらせ行為(出金拒否、アカウント凍結、出金の遅延)やイカサマなどを受ける可能性があります。
登録の際は必ず「ライセンス」の取得を確認してか登録を行いましょう!

 

オンラインカジノの監査機関


オンラインカジノでは運営会社へ第三者機関が定期的に審査、調査を行います。
第三者機関ではオンラインカジノの運営会社やソフトウェア会社とは別の審査機関がゲームの公平性や安全性などの審査を行い、カジノ運営側が「ゲームの確率操作」や「マネーロンダリング」などの不正を行っていないかなどの調査を行います。
ライセンスが発行された後もカジノ運営側が不正を行う事で、ライセンスを発行した政府機関の信用が失われない様に厳しくチェックされます。

代表的な第三者機関として有名なのが「eCOGR」(イーコグラ)です。

「eCOGR」(イーコグラ)とは、e-Commerce and Online Gaming Regulation and Assuranceの略であり、オンラインギャンブル産業に対する独立審査機関として2003年に設立されて、英国発祥の非営利組織(NPO)としてオンラインゲームのソフトウェア会社及びカジノ運営機関が安全で公平なギャンブルを提供しているかを監視し、プレイヤーを保護することを目的としています。
仮に悪質なカジノがプレイヤーへ不正を行った場合は、ライセンスの一時停止や剥奪を行う場合もあります。
ライセンスを剥奪されることはオンラインカジノ運営側にとっては非常に厳しい状況となりますが、プレイヤー側にとってeCOGRは「安全の目安」となるでしょう。

プロバイダーとの契約


プロバイダーとはオンラインカジノゲームの制作や管理を行っている会社で各オンラインカジノサイトへカジノゲームの制作や提供を行っています。
※人気のプロバイダーまとめ一覧(別途資料追)
プロバイダーとの契約は各カジノサイトの運営方針により、どのプロバイダーと契約するかが決まります。
例えば、オンラインカジノ◯社とオンラインカジノ△が同じプロバイダーと契約していればどちらのサイトでも同じゲームがプレイできます。
プロバイダーによってゲームの種類や特徴が違ってきますので自分に合ったゲームがあるプロバイダーを選んでみてもいいと思います!

オンラインカジノと決済会社(金融機関)の関係


オンラインカジノの決済代行とは、カジノ運営会社と契約し、カジノ運営会社とプレイヤー間のお金のやりとりを仲介する金融決済会社になります。
オンラインカジノで決済代行業者を利用することで、入出金が一元化されて使いやすくなることから多くのユーザーが利用しています。
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オンラインカジノ決済会社の仕組み
https://casinolobby.info/payment-method/online-casino-payment-agency/#outline__2

決済代行業者のメリット・デメリット
https://www.google.com/search?q=%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%82%B8%E3%83%8E+%E6%B1%BA%E6%B8%88%E4%BC%9A%E7%A4%BE&rlz=1C5CHFA_enPH985PH985&oq=%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%82%B8%E3%83%8E%E3%80%80%E6%B1%BA%E6%B8%88%E4%BC%9A%E7%A4%BE&aqs=chrome..69i57.6320j0j7&sourceid=chrome&ie=UTF-8

オンラインカジノの決済代行一覧
https://oritrenews.com/netcasino-shikumi-ihou-kaishaichiran/#toc11

オンラインカジノの決済代行のよくある質問
https://compaffi.com/onlinecasino/casino/payment-agency/
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オンラインカジノは違法ではない


結論から言うと、オンラインカジノは違法でもなければ合法でもありません。

なぜオンラインカジノ自体が違法ではないのか?と言うと、オンラインカジノを運営している会社は『オンラインカジノが合法の国で運営されている』『運営ライセンスを取得している』この条件をクリアしているため、個人でオンラインカジノを楽しむこと自体は違法にはならないのです。

オンラインカジノが合法の国について

オンラインカジノを合法化している国は世界中で約200ヵ国あります。代表的な国で言えばカナダ・フランス・オーストラリア・香港などですが、ランドカジノ(海外で楽しめる陸上カジノ)がある国ではカジノが合法化されているのと同様に、オンラインカジノも合法化されている国が多いようです。

日本でもカジノ法案が通りましたので、今後は国内にランドカジノができることになります。そうすると他のオンラインカジノが合法の国と同じようになる可能性もありますね!

オンラインカジノの運営ライセンスについて

オンラインカジノを運営する会社には必ず『運営ライセンス』というものが必要になります。その運営ライセンスをどのように取得するのか?と言いますと、ライセンス発行国(政府)に審査を依頼し、その審査をクリアすれば『運営ライセンス』を取得することができます。

運営ライセンスを発行する国(政府)ごとで審査基準にばらつきがありますが、信頼のおけるオンラインカジノ運営ライセンス発行国(政府)は下記の通りです。

  • マルタ共和国
  • キュラソー島
  • イギリス(UK)
  • ジブラルタル
  • マン島

以上が特に審査の厳しいライセンス発行国とされています。この先、『オンラインカジノでプレーしてみたい!』と考えている方がいましたら、プレーを考えているカジノサイトがどのライセンス発行国で運営ライセンスを取得しているか?という部分も頭に入れておくことが良いでしょう!

オンラインカジノと日本の法律(賭博法)

日本の賭博法は4種類あり、
・単純賭博罪・常習賭博罪・賭博開帳図利罪・組織犯罪処罰法があります。
賭博を行った人を取締る法律は「単純賭博罪」「常習賭博罪」で、賭博場を開いた人を取締る法律は、「賭博開帳図利罪」「組織犯罪賭博法」になっています。
では、なぜ利用者は逮捕されないのでしょうか。

日本の賭博法


賭博法の内容を見る限り、オンラインカジノは違法のように見えますが、前提に「賭博犯の捜査は運営側の検挙を目的とする」というものがあります。

つまり、運営側を検挙しない限り賭博法が成立することはないということになります。

したがって、賭博法は適応外であると考えられます。

日本の賭博法の解釈

運営側の検挙を目的とした賭博法ですが、肝心の運営はライセンスを取得しているため合法的に運営していることになります。

なので、日本の法律で取締ることは難しいと考えられます。

また、「日本でカジノをしている」のか「海外で金銭のやり取りが行われているだけ」なのか判断が難しい状況にあります。

そのため、賭博法という刑法自体がオンラインカジノを想定して作られていないことや運営側を検挙できないことから、取締ることができないため、違法ではないといえます。

賭博法の仕組みとオンラインカジノ


ギャンブルに関する罪(賭博罪)は、必要的共犯の中の「対向犯」という犯罪に分類されます。
これをオンラインカジノに当てはめると、「プレイヤーを有罪にするためにはオンラインカジノ側も有罪にする必要がある」ということになります。

しかし、オンラインカジノは海外で合法的に運営されているギャンブルであるため、日本の法律で裁くことが難しくなっています。

この対向犯は罪の成立に二人以上の相互関係者が必要な犯罪のことです。
よって、この対向犯という考え方から、「オンラインカジノ側を有罪にするのが難しい=プレイヤーを有罪にすることも難しい」という見方がなされています。
この説の他にもオンラインカジノの法律性に関してはさまざまな見解がありますが、いずれにせよ現在の日本においては過去にオンラインカジノを有罪とした判例はありません

違法なオンラインカジノとは?!

オンラインカジノに興味があるけれど、 「詐欺にあったらどうしよう」「海外のサイトだし危ないのでは?」
と、危険性について気になっている方も多いのではないでしょうか。
残念ながら、オンラインカジノの中には不正行為を行うサイトも実際に存在しています。

悪質なオンラインカジノ


悪質オンラインカジノの特徴:こんなカジノは要注意!

悪質なオンラインカジノといっても様々なものがあります。

サポートの返事が遅い、ソフトのバグが多いなどといったものから、特に悪質なものになるとソフト側でイカサマが行われていたり、支払いに応じず、告知のないまま突然閉鎖するようなカジノもあります。

悪質なオンラインカジノの例をまとめましたので、これに当てはまるようなオンラインカジノには特に注意してください。

  • サポートの返事がない、または非常に遅い
  • 支払いが行われない、または遅れる(時間がかかる)
  • バグが多いソフトや不正な(イカサマ)ソフトを使用している
  • アカウントを削除凍結(ロック)して問い合わせに一切応じない
  • ライセンスを所持していない
  • ボーナスの情報が虚偽、または提示している条件と異なる
  • 「ボーナス乱用者」の指定を恣意的に行っている
  • 利用規約を後から付け加える
  • 運営者情報(会社概要)が掲載されていない

運営がイカサマをおこなった場合は?


オンラインカジノの詐欺・イカサマの方法を紹介します。
まずは、悪質オンラインカジノによる詐欺や不正行為の手口をケース別に見てみましょう。
これらはすべて、実際にあった事例です。

ゲームのプログラムを不正に操作している

オンラインカジノは、ソフトウェア会社からゲームの提供を受けて運営されていますが、悪質なオンラインカジノの場合、運営側に利益が出るようプログラムを操作したソフトウェアを使用していることがあります。
ギャンブルの性質上、勝率が偏り一時的に負けが続くことは十分ありえます。
しかし、ベット額を上げたときに限って負ける、ほとんど当たることがないなど不自然なほど負ける場合は、不正ソフトウェアが使用されており、プレイヤー側の勝率が下げられているという可能性が考えられます。
実際に「Casino Bar」「Casino4aces」「Zex Casino」など、大手や日本語に対応しているオンラインカジノでも、不正ソフトを使用したイカサマ行為が発覚しています。

入金が反映されない、勝利金が出金されない

入金してもサイト上に金額が反映されない、勝利金の出金申請をしているのになかなか口座に送金がされないというのも典型的な詐欺のパターンです。
状況について問い合わせても、「調べるのでお待ちください」と言われるばかりで対応を引き延ばされる場合や、そもそも返信が来ない、問い合わせ先の記載すらないこともあります。
過去に不払いがあったオンラインカジノには「Casino Neo Max」や「Casino On Air」などがありますが、Playtech(プレイテック)やRTG(リアルタイムゲーミング)のソフトウェアを導入しているカジノでも勝利金の不払いが多く報告されています。
中には、顧客情報を漏洩した「Shark Casino」や、入金に使用したクレジットカードへ不正請求を行った「Roman Casino」などの事例もありますので、オンラインカジノを選ぶときは十分注意しましょう。

払い戻しを行わないままサイトを閉鎖する

本来、オンラインカジノがサービスを終了する際は、終了日や残高の払い戻し対応について事前にプレイヤーへ告知する義務がありますが、払い戻しを一切しないまま突如サイトを閉鎖したケースもあります。
2006年頃にオープンした「お台場カジノ」というオンラインカジノは、日本人にとって遊びやすいカジノとして人気となりました。
しかし、徐々に出金が遅延しがちになり、2009年8月のサイトリニューアル時にはプレイヤーがログインできない事態が発生。
出金申請などもできなくなったうえにサポートにも繋がらないまま、突然サイトを閉鎖しました。
プレイヤーはお金を返してもらおうにもどこにも連絡できず、泣き寝入りするしかないことから、かなり悪質な事例であるといえます。
また、信頼できると思って登録したオンラインカジノでも、利用しているうちに入出金トラブルやサポート対応の悪さなど危険な兆候を感じた場合は、ほかのプレイヤーからの評判を検索してみる、退会手続きをするなど、できるだけ早く対処しましょう。

詐欺を行う悪質オンラインカジノの見分け方


オンラインカジノのサイトを見て詐欺やイカサマを行う危険なカジノかどうかを判断するためには、以下の点についてチェックしましょう。
どれも登録前に確認できることなので、「入金してから詐欺だと気付いた」「お金が返って来なかった」というような被害を未然に防ぐことができます。

運営者情報が記載されていない

不正行為をはたらいている運営元は、社名や住所を明らかにしたがりません。
なので、運営企業がサイト上に記載されていないオンラインカジノは悪質と考えてよいでしょう。

入出金がなかなか反映されない

インターネット上の掲示板やSNSでオンラインカジノの評判を調べることで、過去に金銭が関わるトラブルがないかどうかを事前に知ることができます。
入出金方法や金額にもよりますが、健全に運営されているオンラインカジノであれば入金は遅くても24時間以内には反映され、出金もほとんどの場合で申請承認から5日以内には引き出せるようになります。
「数日経っても一向にサイトに入金した金額が反映されない」「出金申請をしたのにいつまでも口座に着金しない」などの口コミがないか、登録をする前に検索しておくのがおすすめです。

カスタマーサポートがない

問い合わせフォームやチャットサポート、メールアドレスの記載など、プレイヤーが運営元に連絡を取る手段がサイト内に見当たらない、もしくはとてもわかりにくい場所にあるという場合も、悪質なオンラインカジノだと判断できます。
意図的に問い合わせ先を隠し、何かトラブルがあってもプレイヤーから連絡できないようにする、連絡方法がわからないことであきらめさせるという手口ですので、カスタマーサポ―トがない・わかりにくいオンラインカジノは利用を控えましょう。

利用規約がない

優良なオンラインカジノは必ずサイト上に利用規約を掲載していて、その規約に沿って運営されています。
利用規約がないオンラインカジノの場合、入出金などのトラブルで問い合わせてもいろいろな理由を付けて払い戻しを拒否される可能性があります。
何か問題が起きたときに不利にならないためにも、利用規約のページがないオンラインカジノも避けたほうが良いでしょう。

安全なオンラインカジノを選ぶためのポイント


オンラインカジノを選ぶとき、先ほどの内容に加えてライセンスや監査について知っておくと、より安心できるサイトかを見極めることができます。
また、カスタマーサポートはちゃんと機能しているかも合わせてチェックしておきましょう。

ライセンスを取得して運営されているか

優良なオンラインカジノは、カジノ合法国が発行しているライセンスを取得したうえで運営を行っています。
このライセンスは、国の厳しい審査基準をクリアしたオンラインカジノに付与されるものであり、公正に運営されている証明ともいえるものです。
取得しているオンラインカジノの場合、おもにサイト下部にライセンスに関する表記があります。
オンラインカジノを選ぶなら、まずはライセンスを取得しているかどうかを最低限の条件にして選びましょう。

第三者機関による監査を受けているか

第三者機関による監査を受けているかどうかも、信頼できるオンラインカジノの目安になります。
監査は義務付けられているものではありませんが、ゲームのプログラムを不当に操作していないか、ライセンス取得後に不正行為を行っていないかを調査するものなので、監査を受けているオンラインカジノであれば信頼できるといえるでしょう。
監査結果はサイト上で公開されていますので、ライセンスと合わせてチェックしましょう。

カスタマーサポートの対応をチェックする

問い合わせフォームはわかりやすいところに設置されているか、問い合わせ先となるメールアドレスの表記があるかはもちろんですが、返信は迅速か、運営スタッフの日本語力は問題ないか、親切に答えてくれるかなども見ておきたいポイントです。
最近では、日本語に対応したチャット形式でのカスタマーサポートを用意しているオンラインカジノも多く、登録前に利用することもできるので、気になる方は一度チャットから質問を送ってみるのも良いでしょう。

まとめ

信頼できるオンラインカジノかを判断するためにチェックする箇所について、改めて以下にまとめました

  • ライセンスを取得しているか
  • 監査を受けているか
  • 運営企業の情報
  • オンラインカジノへの問い合わせ方法
  • 利用規約
  • 入出金に関する口コミ

悪質なオンラインカジノを利用してしまいお金が戻ってこないという状況になっても、日本の法律ではオンラインカジノのプレイはグレーであるため、法的な対応や相談を行うことは難しくなります。

オンラインカジノを選ぶときは、これらのポイントをよく確認したうえで登録するようにしましょう。